恐怖の体験(続き)
2010/05/13
こんにちは、宮成です。
本日のブログは、前回の話の続きで、
地味に怖かった体験をお話いたします。
(続き)
友人のK君が叫んだ言葉は、
「うわぁぁ!!見た?見た?今の見た??」という事でした。
パニックになったK君は私のお気に入りのシャツを引っ張りまくりです。
「K君ちょっと引っ張んのヤメテ。」という言葉にもお構いなしです。
K君が何に対してパニックになっているのか、
僕らは何が何だかサッパリです。
むしろ、K君のパニックを見てる方が怖かったです。
唖然としていると、
K君が駐車場に向け急にダッシュで逃げて行きました。
僕らは後を追うように駐車場に走りました。
林道を走り抜け駐車場に着くとK君が道路に座り込み、
「いや~ビックリした。」と肩で息をしていました。
K君が落ち着いたのを見計らって、
何を見たのか聞いてみました。
K君が言うには、
林道の出口から歩きながら井戸を見ていたら、
井戸に白い煙のようなモヤがかかっていたらしいのです。
近づくにつれ、モヤが段々と濃くなっていき、
急に人の顔(女性)に見えたとの事でした。
その話を聞いた一同はドン引きです。
私も井戸を見ていましたが、
モヤなど出ていなかったからです。
その出来事から一年後の夏休み前、
クラスの友人が心霊スポット特集の雑誌を見ていました。
何気なくのぞき込み見ていると、
例の井戸も出ていました。
文章を読むと、
戦争中に軍隊に所属していた若者と、
地元の女性が恋愛をしていたらしいのです。
当時は戦争の真っ最中のだったので、
おおっぴらに会う事が出来なかった為、
深夜に密会していたらしいのです。
ある日、見張りの兵隊に見つかってしまい、
女性だけ刀で刺され井戸に捨てられたとの内容でした。
少々よく聞く話という感じは否めないですが、
それを読んだ私は背筋が凍りました。
私自信、霊感は全く無く、
お化けなど信じていなかったのですが、
その出来事以来、容易に心霊スポットに行かなくなりました。
元々、そういう場所が好きじゃなかったという理由もありますが・・・。
そんな、ほろ苦い初夏の思い出です。
次回は東京○観音トンネルの話でも・・・・。
やはり、ヤメテおきます。
それでは今日はこのへんで